白色ワセリン完全ガイド!使い方や種類|アトピー・敏感肌の強い味方

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ゲル美

32歳で美意識が低すぎるが故に美容専門家を目指しているので(仮)。 某ゲームのように専門家になった瞬間(仮)が外れるかもしれないし外れないかもしれない。 クソゲーやレトロゲーム全般を愛するゲーマーでもある。美容薬学検定1級。

 

こんにちわ。

変な姿勢で長時間本を読んでいたら腱鞘炎になったゲル美です。

久しぶりに腱鞘炎になりましたが、微妙に痛くて気になるので非常に不便ですね。

でも、微妙に痛いのも面白い。(変な意味じゃないです)

 

それはとにかくとして、今回は私が数年前より愛用しているアイテム、第3類医薬品である健栄製薬株式会社の白色ワセリンの紹介をしたいと思います。

見た目が『the 医薬品』なのでちょっと物々しいですが、頼れるアンチクショウです。

以前私は主にヴァセリン(ペトロリュームジェリー)にお世話になっていましたが、この白色ワセリンを知ってからというもの、家で使用するメインのリップ・部分的な保湿・ハンドクリームは全てこれ一つです。

 

白色ワセリン?ヴァセリンのことじゃないの?

 

まず最初に、多くの方が恐らく疑問に思うであろうところ…

  • 『白色ワセリンてなに?』
  • 『ワセリンとヴァセリンってどう違うの?』
  • 『最近顎に1本長い毛が生えるんだけど遂に性別を超越したの?』

なんてところを、ざっくり解説してみます。

 

まず最初に顎に長い毛が1本生えるのは、割とよくあることみたいです。

ゲル美の性別が迷子になったわけではなかったようで一安心。でも何で生えるのかは誰も教えてくれませんでした。

 

次に、ワセリンとヴァセリンですが、ざっくり言うとどちらも同じものです。

厳密に言うと『ヴァセリン』というのは商品名で、ヴァセリンの内容は黄色ワセリンです。
その黄色ワセリンから更に不純物を取り除き、精製度の高いワセリンが、白色ワセリンです。

ワセリンとは石油由来のベッタリと重たい保湿剤で、セラミドや植物油のように角質層には浸透せず、肌に影響を与えるような栄養素は含んでいません。

このような特徴から、肌の表面に留まって水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から守ってくれます。
よくも悪くも、基本的には肌に影響を与えられないので、絆創膏をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

健栄製薬株式会社 白色ワセリンとは

今回紹介する白色ワセリンは第3類医薬品

お医者さんから処方されることもある、立派な医薬品です。

白色ワセリンと一口に言っても精製度やメーカーが色々あり、全てが医薬品ではありません。
私は主に今回紹介する健栄製薬株式会社の白色ワセリン(医薬品)を愛用していますが、同じく健栄製薬株式会社のベビーワセリン(化粧品)、大洋製薬のワセリンHG(化粧品)日興リカ サンホワイトP1(化粧品)なども白色ワセリンです。

そんな感じですごく色々ありますが、私はこれが一番好きです。

何故なら一番病院っぽいからです。

実験器具とか病院で使ってるものとかが好きで、30を超えても中二病みたいな趣味だからです。

医薬部外品というのも確かに嬉しいんですが、この物々しさこそ嬉しいポイントです。

アトピー・敏感肌の強い味方!

この白色ワセリン、アトピーにかかったことがある方なら、恐らく一度はお世話になったことでしょう。私もアトピーがあるので、よくお医者さんから処方されます。

というのも、敏感肌・アトピー肌さんの場合は生まれつきセラミドが少なかったり、何らかの習慣によってバリア機能が著しく低下している為、化粧水等の基礎化粧品に含まれる肌に浸透しやすい美容成分が刺激になる場合が多いのです。

その点、先述した通りワセリンは肌へ浸透しにくい成分です。尚且つ、肌に影響を与えるような栄養も何も含んでいません。

つまり、敏感肌やアトピー肌さんにとって非常に優しいアイテムなのです。本当に頼れるアンチクショウです。ハガー市長くらい頼れる存在です。

君は白色ワセリンの変幻自在な使い方を見たか!

ヴァセリンが非常に使い勝手が良く、様々な用途に使われていることは既にご存知の方も多いと思います。
『基本的にヴァセリンと白色ワセリンは同じもの』とお伝えした通り、基本的に使い方も同じです。

ただ、私が使った感じでは若干の差がありましたので、それもあわせて代表的な用途をいくつか紹介します。

★リップに

THE 王道の使い方です。

ヴァセリンで刺激があってダメだった場合も、白色ワセリンなら刺激を感じないことがあります。(まさに私です)

『市販のリップではもうどうにもならん!私の唇は死ぬのだ!』とお困りの方には是非白色ワセリンをオススメします。

★ハンドクリームに

こちらも王道!

ささくれ・あかぎれ・ヒビでお困りではありませんか?ワセリンは絆創膏のように肌をガードする力が強く、水にも油にもなじみにくいのです。
つまり、弱った肌をバリアで守ることに長けているものなので、ハンドクリームとして最適です。

水仕事の前に痛む場所に塗っておくだけでも大分違います。是非お試しあれ!

★顔の乾燥の酷い場所に薄く塗る

乾燥する季節になると、いくら化粧品を重ねても乾燥してどうしようもない部分、ありませんか?

しかも乾燥が悪化すると汗や水すら痛くなったり、化粧品なんてもってのほか!なんて状態になりますよね。
ゲル美の場合は頬・唇周辺・瞼・目じりがよく乾燥して、何の化粧品も受け付けなくなりますが、そんな時には白色ワセリンの出番です。

乾燥する部分にちょっとだけ広げると、あら不思議。痛くないうえにばっちり外部の刺激からガードされます。
顔全体に塗るとギットギトになり、非常に落としにくいというメリットがデメリットに変わってしまうのでオススメ出来ません。

★勿論ボディにも!

かかと、膝、肘、などボディのカサカサになってしまう箇所にも使えます!

★香水の香りを長持ちさせる

薄くワセリンを伸ばした上に香水をつけると香りが長持ちするうえに、つけたばかりの香水のツンツンした香りも和らげてくれます。

★痛い靴擦れにも

買ったばかりの靴や、暫く履いていなかった靴で靴擦れが起きてしまった時、ワセリンを薄く塗っておくと摩擦による痛みを緩和してくれます。

また、長時間歩いたりスポーツをする場合も足の指にワセリンを塗ってマメ予防するのだとか。

★唇パック

唇が荒れてしまってどうしようもない時、ふっくらした唇を作りたい時もワセリンの出番!

唇にたっぷりとワセリンを塗って、料理に使うラップを唇に重ねます。その状態で5~10分待ってから優しく拭き取ると、ふっくらプルプルの唇の完成!

★手作り練香水

実はワセリンで練り香水を作ることまで出来ちゃいます。しかもやり方はとっても簡単!

スパチュラ等で白色ワセリンをお好みの容器に入れて、そこにお好みの香水・エッセンシャルオイルを10滴たらします。それをよく混ぜたら完成です!

※香水ではアルコールが強いもの、エッセンシャルオイルでは光毒性のあるもの(ベルガモット、レモン、アンジェリカ・ルート、グレープフルーツ、ライム、オレンジ・ビター)の使用は極力避けて方が無難です。また、これら以外の香水やエッセンシャルオイルでも刺激を感じることがあるので、肌が薄くデリケートな部分には使用しないで下さい。

★まつ毛のうるおい維持?睫毛が伸びる?

まつげにワセリンを塗ると、保湿されて睫毛が伸びる…らしいです。

実はこれ、ゲル美も何度か試したことがありますが、早々に飽きて続けなかった為かイマイチ効果を実感するには至りませんでした。
ただ、『効果を感じた』『睫毛伸びた!』という意見もちらほら聞くので、一度試してみるのも楽しいかもです。

 

毛穴につまるとニキビになる場合も?ワセリンにはデメリットもあります

他にもクレンジングや毛穴の角栓を綺麗にするなどの使い方もあるようですが、私が実際にやってみてあまりいいとは思えなかったので、ここでは記載しません。

というのも、ワセリンには致命的なメリットでありデメリット…

水にも油にも馴染みにくく、非常に落ちにくいという特徴があるのです。

そのため、ワセリンでクレンジングをする際は洗顔料で一度洗い流した程度では落ちきらないことが多いです。

更に、顔に広げた時のテクスチャが硬すぎて肌に負担がかかることもあり、私はオススメしません。

また、ワセリンは落ちにくいという点から毛穴に詰まりやすく、そこからニキビが出来る場合もあります。毛穴の開きが気になる所に使う場合は注意しましょう。頭皮に使う場合も同様に毛穴を詰まらせる可能性がある為、あまりオススメしません。

何より、白色ワセリンは皮脂を奪ってしまうことがあるようなので、長期間使用するのも控えた方が良さそうです。

実録!白色ワセリンってこんな感じ

 

では、実際にテクスチャや使用感・私が今まで使っていて感じた効果をまとめたいと思いますよ。

もうこのパッケージだけで安心します。正露丸の匂いだけで8割腹痛が治ったと感じるアレみたいな感じ。

the 軟膏という感じのテクスチャ。オイルっぽいけどオイルよりずっと硬く、ヴェポラップよりももう少し硬い…かも…。

ぐりぐりと広げます。うすーく塗り広げて絹の手袋をして寝ると、手がサラッサラのしっとり~になりますよ。

 

使ってみて感じること・効果

基本

  • テクスチャはヌルヌル、テカテカ系。
  • 保湿感というより外部の刺激から肌を守る、という感じ。
  • なかなか乾燥しない。サラサラと対極のヌルヌルの使用感。
  • これを塗った時に痛みを感じたことが無い。ただし場所によっては痒みを感じることがあるので注意。(厚塗りしすぎたりヒリヒリしている場所に塗ったりすると、時々痒みがあります。)

その他

  • 安心感が半端ない。
  • 厚塗りすると落とすのに苦労するので、顔の皮膚には厚塗りはオススメ出来ない。ただし乾燥が激しく基礎化粧品が沁みる時、部分的に薄く広げて使うのはオススメ。
  • 何も受け付けない乾燥した唇には白色ワセリンで保湿+刺激を防ぐ。
  • 辛い料理を食べる前に唇に塗っておくと、唇のヒリヒリが緩和出来る。(ような気がする…)
  • 微かに香りをつけてハンドクリームにするのも( ・∀・)イイ!!
  • 指輪が抜けなくなった時もコレ。
  • 控えめで自然なグロスもコレ。

 

毎日必ず鞄の中に入っているアイテムで、当面手放せそうにありません…。
今まで使ったことない方も、一度使うと汎用性の高さにきっと驚かれると思います。

また、今までヴァセリンで刺激を感じた方にもオススメです!是非是非是非白色ワセリンも試してみて下さいませ。

 

では、ここまでお目通し頂き有難う御座います。
次の記事もこうご期待下さいませ。

 

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32歳で美意識が低すぎるが故に美容専門家を目指しているので(仮)。 某ゲームのように専門家になった瞬間(仮)が外れるかもしれないし外れないかもしれない。 クソゲーやレトロゲーム全般を愛するゲーマーでもある。美容薬学検定1級。